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New Monaural

「ステレオを捨てる」のではなく。

New Monauralのミッション、解決を目指していること

友達と一緒に、インイヤーヘッドフォンの左右を分けあって音楽を聴いた経験はきっと誰にでもあると思います。一側性難聴者がヘッドフォンで音楽を聴く場合、そのときとまったく同じ聞こえ方になります。片耳の聴力にハンディキャップがあるため、両耳にヘッドフォンをしても聞こえるのは常に一方のチャンネルだけになるからです。

といっても、多くの楽曲は左右どちらかのチャンネルのみで聴いても特に違和感はありません。しかし、曲によっては時々、片側だけにヴォーカルや楽器を振り分けるように音像定位が作られているパートが出てくることがあります。分かりやすい例として挙げられるのは、Lenny Kravitzの有名曲 "Are you Gonna Go My Way" です。この曲はギターのリフがオクターブ違いで2本弾かれていて、それぞれが左右のチャンネルに完全に振り分けられています。

一側性難聴者がこの曲をヘッドフォンで聴いても楽曲として成立しないため、残念ですが楽しむことすらできません。これは最も極端な例のひとつですが、同じような問題はあらゆる楽曲で起こり得ます。

プロデューサーやミキシングエンジニアは、ステレオを前提として音像定位に工夫をこらします。そして、片側のチャンネルだけで楽曲を聴くリスナーがいることは想定していません。その結果、聞こえる側のチャンネルが不自然なところで無音になったり、まるでカラオケのように何かが欠けたアレンジになる瞬間があったり、ということが曲によっては起きてしまいます。

リスナーがこの問題に対処することを望むなら、モノラル再生用のイヤフォンや変換ケーブルが使えるかもしれません。スマートフォンで音楽を聴いているならもっと簡単な手段もあります。iOSやAndroidのアクセシビリティ機能(モノラルオーディオ)を有効にするだけで、普通のヘッドフォンのままですべての楽曲をモノラルで聴くことができます。

iOS Accessibility Screen

しかし、これらは一側性難聴者の問題を解決していると言えるでしょうか?

ステレオを諦めて、その代わりに不都合を少しだけ解消する。楽曲の意図などをスポイルして、とりあえずモノラルにする。それが果たして私たちの望んでいること、腑に落ちる解決方法なのでしょうか。

私たちは特別なことや大げさなことをすることなく、ただ普通に音楽を楽しみたいはずです。楽曲を健聴者と同じように、同じステレオを介して聴きたいはずです。仮に難聴が先天的なもので、ステレオ本来の聞こえ方を正確には知らなかったとしても、ライブに行ったりすれば音の広がりのようなものは当然感じます。決して単純に左右のチャンネルをひとつに合わせただけのモノラルな世界に生きているわけではないのです。

もし、私たちがステレオスピーカーやライブで音楽を聴いているときの感覚を、モノラルでも同じように体験することができたら。自分にとっての普段通りの音楽を、ヘッドフォンでも手にすることができたら。それが、この問題に対してEmotionaleが導き出した解、そしてコンセプトの根幹です。

究極の目標は、聴こえのハンディキャップから生じる制約に合わせて音楽をダウングレードしないこと。ステレオをモノラルへとスポイルするのではなく、新しいモノラルの概念を生み出すこと。New Monauralはその実現のためにデザインされたモノラルミュージックプレーヤーです。

Screen Shots